4月3日、4日の爆弾低気圧の影響で、屋形が飛ばされ使用できなくなりました。
実は、それだけでは終わらず、FRPでしっかりと固定されていた船体側の、金属製受け具も被害を受けました。

そこで、4月の7,8日の土日、14,15日の土日と、2週にわたって補修を行うことに...

本当は、向田漁港にあるうみかぜの船底塗装をしたいけど、こっちが優先。

まずは、グラスファイバーのマット2層を、ポリエステル樹脂にFRP用タルクを混ぜて固めてみました。
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樹脂が固まっても、そのままというわけにはいかないので、船縁と内側と同一色で塗装しました。
今までは、薄い緑色でしたが、今回は「白色」を選び、爽やか感を演出することにしました。

まずは、現状の色の塗り分けてある範囲をマスキング。
とっても面倒くさいです。
こんなことなら、全部白一色に塗ってしまいたいくらい...
その上、デッキ内に張り出している足の部分は、丸くなっています。
直線テープを何回かに分けて、弧を描くようにマスキング中。
この足は片側7本あり、両舷で14本あります。

 ↓ こんなのを14回...
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テープのマスキングが終わったので、次は塗らない部分というか塗料が飛び散ってもいいように、新聞紙で養生します。
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塗料は、以前と同じようにニッペ(日本ペイントマリン) のFRPマリン(ホワイト)。
今回は、塗る面積が広いので、刷毛ではなく「ローラー」を使いました。
面積が広いと、ローラーの方がキレイに塗れます。

右舷側は、FRP補修するのに、舷の一番外側の舷材を外して作業しています。
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こちらは、左舷側。写真の下側に写っている長くて白いものが左舷の舷材です。
船への固定は、ステンレスのボルトとナットなので、外すのにも一苦労でした。
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その右舷の舷材を取り付ける際に、ボルトが1本海の中へ...
こう見えても、深さは1.5mくらいありました。
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じっと見ていると、女神が「金のボルト」と「銀のボルト」と「ステンレスのボルト」を持って目の前に現れるのを待っていたのですが、待てども気配はありません。

仕方なく、近くにあった竿(たぶん、海中のタコを引っ掛けるものだと思う)で、自力救出。
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右舷も元に戻し、養生の新聞紙とマスキングテープを外すと、このとおり。
爆弾低気圧の影響で、とんでもない手間がかかりました。

いずれ、陸に揚げた時には塗装しようと思っていたんですけど、まさかこの時期にするとは思ってもいませんでした。
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屋形がなくなった分、スッキリしたんですけどね。
残るデッキ部分は、どんな色にしたらいいか、またまた思案中です。
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